屋上に行くと、如月くんは鍵をかけた。


「誰にも邪魔されたくないから」

「うん…?」


邪魔?

どういうことだろう。

誰かがくるとでも言うの?


「ねえ、知ってる?後夜祭の花火が上がるとき、屋上でキスしたものは永遠に結ばれるって」


まさかのジンクス!?

私には無縁だと聞き流していたのに、如月くんは知ってたんだ。