如月くんは私をひとりじめしたい

まさか……!


恐る恐る目を開けると如月くんの唇と重なっていた。


私、如月くんとキスしてるの……?




「……んんっ」


なかなか強くて、恋愛初心者の私には刺激が強かった。


息が出来なくて苦しい…。


「…ごめん。苦しかった?」

「う、うん…」

「いきなり過ぎたよね」

「いいよ!
だって、私たち付き合ってるんだよ?
遠慮しないで。確かにびっくりしたけど、これから慣れるから」


如月くんは微笑んでくれた。


「よかった。小春ちゃんに嫌われなくて」

「嫌うわけないよ!」

「そうだと嬉しいけどね」


如月くんが苦しそうな顔をしたのはきっと気のせいだ。