一夜明けた次の日。「いってきます」と玄関のドアを開けると、キラキラとしたオーラの三兄弟がお出迎えしてくれた。
「茉莉ちゃん、おはよう」
「まりりんおはよー」
「……ふあ」
いつもどおりの朝でホッとするけど、私の気持ちはまだソワソワしている。
恥ずかしい格好を見られたのはあれで2回目だ。しかもよりによって聖に……。
「まーりりん!」
「……うわっ」
前触れもなく、後ろから晶くんに抱きつかれた。わざとなのか、体重が乗っていて重い。
「聖から聞いたよ?なんか昨日怖いことがあったんだって?俺に言ってくれたら朝まで一緒にいてあげたのに!」
「……あはは」
とりあえず苦笑いで返す。晶くんと朝までいたら、もっと怖いことが起きそうだよ、とは言えない。
「でもなんでまりりんの部屋のベランダにカラスが集まってたんだろ?」
「そのことなんだけど」
と、すぐに昴さんが神妙な顔つきで言ってきた。辺りをキョロキョロと見渡して、なにかを確認している様子だ。そして……。
「とりあえず学校に着いたら、兄弟会議を開きます」
「「は?会議?」」
聖と晶くんの声がハモる。
「もちろん茉莉ちゃんもね」
そのあとはいつもどおりの雑談をするようになぜか昴さんに指示をされた。
あまり大声でできる話じゃないようで、私たちは疑問を持ったまま学校に向かうことになった。
朝のホームルームがはじまるまでのわずかな時間。私たちは昴さんに連れられて、グラウンドの片隅にある用具室に集められた。



