「おはよう。今日はいつもより1分早かったね。」 満面の笑みで私にそう言う彼。佐伯 音羽(さえき おとは)。 あぁ。今日もこいつがいる。 彼は毎日私の家の前で私をまっている。 私たちの高校は私立だからさまざまな地域から生徒がくる。 よって私と彼の家の場所も全然違う。 なのに彼は毎日私の家の前にいる。