ドンッ!!!


精いっぱいの力で成宮を押して、慌てて離れるも、


運の悪いことに、逃げた先は教室のすみっこ。


「片瀬が俺のファンだなんて、とっくの昔から知ってたけど?」



「えっ!!!?」



嘘でしょっ!?


あんなに必死に隠してたのに!?



立ち上がって、ゆっくりゆっくり時間をかけてわたしとの距離をつめてくる。