「わ、わたしは、NAMI様の声が好きなだけでっ…!!」


「へえ…?」


あれ、わたし今、なんて言った…?



「俺の…NAMI様の声が、好きなんだ?」



ますますニヤリと笑ってわたしを見る成宮。



ぎゃあぁぁぁー!!!!


ば、バレたっ!!!


1番バレたくなかったことを自分から喋っちゃうなんて!!!


しかも本人に向かって、様付けなんて!!



熱かった身体が一転。



全身からぶわっと嫌な汗がふきだしてくる。