当たり前だけど、真後ろにいるせいで、キスができそうなくらい近い距離。 ドキっ…──────! 「意識、してんの? 俺のこと」 「なっ…! し、してない…っ!」 まっすぐな目と、意識しているというコトバ に、ドクドクと脈打つ心臓。 両手を前につきだし離れようとするも、その手をとられてしまう。 顔、近いっ… 「ちょっ…、な、りっ…!」 「さっきこうやって…俺が、耳元で囁いたから?」 ビクッ! 顔を背けるも、わたしの片耳が成宮の顔の正面に行ってしまい、逆効果。