そうだ、わたしは……
この声を聞いたら、誰もが離れていくと思っていた。
友達みんなが……
りみっちも、はーちゃんも、
小学校の時と、同じように──────
だけど、2人は違った。
わたしが話すのを、打ち明けてくれるのをずっと待っていてくれていた。
──────自分たちを、信じてくれていると。
どうして、そんなことにも気がつかなかったんだろう。
過去の出来事にしがみついて、目を逸らして1人で怖がって、自分を受け入れようとしてくれる人がすぐ傍にいたのに。
わたしは自分のことばかりで、
友達なのに、2人のことを全然信じてあげられてなかった。
全然、見えてなかった。
「なんでもかんでも話すのが、友達だとは思ってないよ。話しにくいことだって、打ち明けにくいことだってあると思う。だけど……だけどね?あたしたちが傍にいること、ゆずきを信じていることを分かっていて欲しかったの」
その瞬間、りみっちの目から、涙が零れた。



