シーーーン。
途端に静かになった廊下。
「りみちゃん、いつの間に動画なんか、撮ってたの?」
「まさかっ!!
あー言えば、退散してくれるかと思ってそう言っただけ」
2人は、やったね!と顔を見合わせている。
未だに信じられなかった。
2人が助けに来てくれたことが。
これは、夢?
わたしのことが嫌いで、信じられなくて、友達なんか、もうとっくにやめられてたと思ってたのに。
どうして……
自分の都合のいいように考えただけの、夢なのかな……?
夢だったなら、覚めないで。
そう思ったら、また頭がふらっとして、視界がぐにゃりと歪んだ。
あ、これはヤバい。
そう思ったのも一瞬で。
「ゆずき!?」
「ゆずちゃん!?」
慌ててわたしと同じようにしゃがみこんできた2人と目が合ったのが最後。
意識がなくなってしまった。



