友達からも、可愛い声だねって言われて、少しは、救われたような気がしていたのに。
「っ!!」
「ほら、あんたの友達も、ぶりっ子ちゃんとはいたくないってさ!!」
助けを求めるように、友達に近づいたけれど、近づいた分だけ距離を取られて。
今となっては、その子たちにわたしを無視しないといじめる、とかそんなことを言われたからだと思う。
だけど……
──────その瞬間、わたしは自分の声で大好きな人が離れていくことを知った。
この声が、人を不快にさせる。
この声のせいで、大好きな友達もみんな、離れていった。
そう思ったら、ただのコンプレックスだったものが、大嫌いに変わった。
学校でも、当てられるといった、必要最低限のことしか話さない。
クラスの子に話しかれられても、頷くしかしない。
そんな生活を続けているうちに、いつの間にかAくんとも話さなくなって。
……わたしは、教室で完全に孤立してしまった。



