密室でふたり、イケナイコト。




小学校3年生の時。


わたしが声優としてデビューする、ほんの数ヶ月前のこと。


この時は、まだ学校に行っている時は、普通の声で話していた。



“ 月城ゆき ” の声。

つまり、素の声で。



たくさんの友達に囲まれて、本当に毎日が楽しかった。



楽しくて仕方なかった。



だから、その時は思いもしなかった。



──────まさか、悪夢がやってくるなんて。