密室でふたり、イケナイコト。


「な、り……みやっ…?」


声がした方を見れば、怪訝な顔をしてわたしの方へ歩いてきた。


「なんで、1人でここにいんの?
友達は?ってか、そのマスクどうし……」


「っ……」



優しい成宮の声に安心して、気づいたら…また涙が落ちていた。



「ゆ、ゆずきっ!?」



慌てる成宮の声が聞こえたけれど、わたしの涙は止まらなかった。



苦しい。


苦しいよ……




わたし、どうしたらいい?


謝る?どうやって?



黙っていたのは、自分なのに。



許してもらえる?

また笑って、わたしの名前、呼んでくれる?



そんなはずない。


そんなの、無理に決まってる。




─────わたしの本当の声を聞いたら、大好きな人はみんな離れていくから。