密室でふたり、イケナイコト。

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1人って、こんなに寂しいものだっけ。


聞こえてくるのは校舎から漏れる、楽しそうな声と、草木がさわさわと揺れる音だけ。



無言でお弁当を食べて、ゴクンと飲み込む。


いつもオタクトークしながら食べてるから、昼休みが終わる時間ギリギリになっちゃうけど、1人だからすぐに食べ終わってしまった。



暇、だなぁ……


「………」



大好きな日向くんを見ても、全然元気が出ない。



「ゆずき」


「ゆずちゃん」



そんな風に呼ばれる度に、嬉しくて、

3人でいる時間が、当たり前で。



それがなくなった瞬間、自分の中にぽっかり穴が空いたようで。


2人の存在が、わたしの中でどれだけ大きかったかが改めて感じられて。



─────また、無性に泣きたくなった。



ここにいるのは、わたしだけだし、思いっきり泣いちゃおうかな……



どうせ、マスクしてるから、泣いてもバレないし……


そう、思っていた時。



「……ゆずき?」



大好きな人の、声が聞こえた。