密室でふたり、イケナイコト。


──────お昼休み。

みんな友達同士で食べたりして、楽しそうだけれど、わたしはもちろん1人。

いつも3人で固まって話してるし、行動してるから、特に誰も話しかけてこない。

やっぱり、一人はつらいなぁ……


それどころか、わたしだけ、2人とは別でいることに気づいている人もいるみたいで、不思議そうな視線を感じる度に、教室から逃げ出したかった。


今の今まで、2人とも、1回も話しかけてこなかったな……

そりゃあ、そうだよね。

2人にずっと黙ってたわたしが悪いんだし、そう思われても仕方ない。

でも……


何回か目が合いそうになったけれど、その前にスッと逸らされて。


──────あんたなんかいらない


そう、言われてるみたいで。

その度に息が詰まりそうになって、苦しくてたまらなかった。

教室にいたら、嫌でも2人の姿が目に入るし、みんなが楽しそうにしている中で一人で、食べるなんて耐えられない。


あそこ、行こうかな……

こんな暑い中、外に行く人なんか、いないだろうし……

そう思って、日向くんの水筒とランチバックを持って、教室を出た。