てか…りみっちと、はーちゃんは!?

どうして起こしに来てくれなかったのっ!!?


それに、どうしてこの場所を成宮が知って……



「場所、変えるぞ」



クンっと手を引っ張られたかと思えば、そのまま校舎内へと歩き出す。


ちょっ、ちょっと待って!?



よくよく考えたら、今成宮のこと、絶賛無視してる最中だった!!!


朝のことは別にして、金曜からまともに話してなかったし……


「あ、あの成宮……」



離して欲しいなー?

なんて、そんな気持ちを込めて呼びかければ、


「ひっ……」


超ーーー笑顔で振り返ったかと思うと、



「無理」


まだ何も言ってないのに、わたしが言おうとしたその言葉を封じるかのように、バッサリ切られてしまった。