少しずつ夜へと近づき、薄暗くなっていく
景色に感謝する。


絶対今顔、真っ赤になってるし……


2人で帰るのはもうずっと前からしているけど、こうやって手をつないで帰るのは初めてで……


成宮といると自分が自分じゃないみたい。

手が、燃えるように熱い……


「それで、今日はどうだった?」


「…………」



評価のこと、聞いてるんだよね……

一応考えてはみたけど……


こんなの、恥ずかしくて言えないっ!!!



「なに?
思ったままに言ってくれればいいから」


成宮は真面目に仕事のことを考えてるんだし、言わなきゃ……ダメだよね。