「もしかして、俺の…NAMIのボイスが聞こえないくらい、ドキドキしちゃった?」 「そ、それは……っ!」 「珍しく、反論しないんだ?」 だって、ほんとのことだから… 好きだと言われてから、わたしを見つめる瞳が愛おしそうに細められて。 ニヤリと笑ってるのに、それもどこか甘さを秘めていて。 なんでそんなに嬉しそうにしてるの…… もう今日の特訓は終わってるのに、そのやわらかい微笑みにまたドキッとする。 「じゃ、じゃあ… わたしもう帰るから…」 ここにいたら、また頭おかしくなりそうだし…