と、とりあえず彼女らしく……

「みっ、みずき…?」


「もう一回」


なにかに誘われるような、そんな甘い声。

……蜂が甘い蜜に惹かれるみたいな。


成宮のやつ、やるじゃん。


「みずき」


「は?可愛い最高」


「っ…」


「一生俺のもんだわ」



─────その蜜に、わたしはもうすでに

足を踏み入れていたのかもしれない。