本当のセレブの贅沢。 若い私達が 自分の力だけなら 頑張ってもできない贅沢。 ただ、夢見心地に 興奮しているだけでは 済まされない責任を感じる。 私も、こちら側に踏み入れてしまった責任。 いつか年を重ねた時、私達がしてもらったことを 守り続けて 受け継がなければならない責任。 でも今は 夢のようなこの部屋で、智くんに包まれる幸せだけに身を任せよう。 私は、自分から 智くんの胸に飛び込んだ。