イケナイ王子様

「たしか……俺が6歳のときかな。


そのとき、来栖川グループ主催のパーティーがあって、俺は両親に連れられてきたんだ」


来栖川グループ……つまり私の家の……。


「べつに参加したくなかったけど、両親が、来栖川家の両親に挨拶してるときに見たんだ。


きれいにめかし込みながらも、その両親のうしろに隠れてた愛海ちゃんを」


そ、そんなの、覚えてない……。


そんな昔のこと……。


「そんな愛海ちゃんを見て、ほれたんだ。


なんて可愛い子なんだろうと思ったよ」