イケナイ王子様

「誰か来たのか?」


ドキッ!


うわっ、マズい!


翔さんが玄関のところにやってくる!


その前に、叔母さんを家の外に連れていかないと。


べつに翔さんに、叔母さんの存在を知られてもいいけど、なんとなくバレたくなくて……。


「おーい、誰か来てんのか?」


うわっ、翔さんの声が近づいてる!


近くに来てるってこと⁉︎


ま、マズい!


「今の声は……」


「叔母さん、とりあえず外に出て話しましょう!


外に出たほうが、気分転換になるかもしれないですし!」


適当な理由をつけて、叔母さんと一緒に外に出る。


家から歩いて5分のところの小さな公園まで来たところで、叔母さんが声をあげた。