イケナイ王子様

目をパチパチさせる叔母さん。


話したいことがなにか、わからないんだな。


「家にあがってもいいですか?」


「え、えぇ……」


そう言い、奥のほうへ姿を消す叔母さん。


少し待たなきゃいけないのかな。


と思ったが、すぐに叔母さんが戻ってきて。


「さぁ、あがってって」


「お、お邪魔します」


「……お邪魔します」


叔母さんの言葉に甘えて、私と翔さんは靴を脱いで、家の中に入る。


奥のリビングに通されると、テーブルの上にふたつのグラスが置いてあるのが見えた。