☆☆☆ 「……なぁ、ここってどこ?」 お父さんとお母さんのお墓がある墓地に立ち寄ってから、数時間後。 バスで、もといた街に戻り、軽く昼食を食べたあと、私と翔さんはある場所に向かった。 その“ある場所”というのは……。 「ここですか? ここは、私の叔母の家ですよ」 「叔母? そういや、あんたに叔母がいたっけ」 私と翔さんは今、叔母さんの家の前にいる。 翔さんには、墓地を出たあと、こう伝えた。 『もうひとつ、寄りたい場所があるんです。 付き合ってくれませんか?』