「なぁ、まだかー?」 次の日。 私は朝早くから、バタバタしている。 今日は、朝から、翔さんと一緒に寄っていきたいところがあるから……。 「ちょっと待ってください!」 急いで私服に着替え、姿見に映る自分を見つめながら、返事をする。 服装、大丈夫だよね? どこも変じゃないよね? 髪をコテで整え、再び自分の姿を確認する。 よし、これで完璧! こくんとうなずき、お気に入りのバッグを持って、慌てて翔さんのもとへ。