イケナイ王子様

思いついたって、ま、まさか……。


「メンバー全員の荷物を預かってる間に、翔くんのスマホを盗み見て、彼女であるあなたのアドレスを入手して、あなたに脅迫メールを送りつけてやろうってね」


そんな……。


まさか、そんな方法で、私のアドレスを入手したなんて……。


「でも、私が脅迫メールを送っても、事態は変わらなかった。


返信なんてなかったし、了解したのかもわからない感じだったわ」


返信?


もしかして、脅迫メールが届いたとき、すぐに返信してたら、ミドリさんから手紙が送られることはなかったの?


返信さえしていれば……。


「まぁでも、もう少しだけ様子を見ていようと考え直したわ。


あのときが来るまではね……」