イケナイ王子様

「そう、私よ」


やっぱり、私に警告のメールを送ったのは、ミドリさんだったのか。


確信したことを表情に出さず、ずっと気になってることを、ミドリさんに質問する。


「ど、どうやって、私のアドレスを入手したんですか?」


やばい、声が震える。


声が震えるのは、恐怖心に駆られてるから?


「ふふっ、どうやって手に入れたか、教えてあげる。


私、遊園地で、翔くんに告白して、フラれたあと、翔くんの彼女であるあなたに、殺意が芽生えたのよ」


やっぱり……前に、遊園地で洋季さんと一緒に見たのは、告白現場だったんだ。


それにしても、“殺意”って……。


「許せなかった。


私は、翔くんが大学に入ってきたときから、ずっと翔くんが好きだったのに……私が想いを伝える前に、彼女ができるなんて……」