イケナイ王子様

「え〜、それ、特大サイズのピザじゃん。


私たちで食べられるの?」


「大丈夫だよ〜!


こう見えて私、ピザ大好きだし」


「そんなこと言って、『もうお腹いっぱいで食べれない』って言うことになっても知らないよ?」


「言わないよ。


絶対言わないって〜」


「まぁ、ミドリが大丈夫って言うならいいけど」


ミドリさん、いったい誰と来てるんだろう。


パスタを食べる手を止め、会話がするほうに視線を移す。


ミドリさんが座ったのは、ここから10メートルほど離れた、レジ近くの席。


人数は……3人。


昨日、カフェで見た人数と同じだ。


しかも、カフェにいた顔ぶれが一緒。


「じゃあ、あと、なに食べようかな〜」


「ミドリ、あんたどんだけ食べるのよ」