イケナイ王子様

あー、びっくりした。


それにしても洋季さん、さっきからなにやってるんだろう。


首をかしげていると、洋季さんがタブレットをもとの場所に戻し、笑顔を見せた。


「よし、これで注文は完了したよ。


ジュースや水、持ってきてもいいよ」


えっ?


注文は完了した?


ジュースや水を持ってきてもいい?


どういうこと?


「この店、タブレットで好きなものを注文できるようになってるんだよ。


だから今、タブレットで注文したんだ」


あぁ、なるほど。


洋季さんが、さっきまでタブレットを操作していたのは、メニューを選んで注文してたんだ。


ようやくわかった。


「そうなんですか」


「うん。


愛海ちゃん、好きなジュース持ってきてもいいよ」


「は、はい、持ってきます!」