翌朝目が覚めた時、今までにないほどの清々しい気分を感じていた。
つんと鼻につく土の匂い。
美味しそうなお菓子の匂い。
なにより、すぐ近くに感じる女王様の匂い。
幸せな気持ちが溢れだしてきてこのまま永遠にここにいたいという気分にさせられる。
しかし、そんな悠長なことを言っている場合じゃなかった。
2人で甘いお菓子の朝食を食べ、簡単に支度を済ませるとすぐに外へ出た。
洞窟の入り口にはクラスメートたちがズラリと並んでいて、あたしは瞬きを繰り返した。
「あたしが呼んだのよ」
大西さんはそう言い、面々を見回す。
遊星も柊真もヒナも、誇らしげな表情で立っている。
その中には見たことのないメンバーも何人か混ざっていた。
きっと、みんなが仲間に引き込んだ子たちなんだろう。
「アイリたちも同じくらいの人数を仲間にしてる。負ける可能性もあるわ」
大西さんはみんなに聞こえる声で言う。
つんと鼻につく土の匂い。
美味しそうなお菓子の匂い。
なにより、すぐ近くに感じる女王様の匂い。
幸せな気持ちが溢れだしてきてこのまま永遠にここにいたいという気分にさせられる。
しかし、そんな悠長なことを言っている場合じゃなかった。
2人で甘いお菓子の朝食を食べ、簡単に支度を済ませるとすぐに外へ出た。
洞窟の入り口にはクラスメートたちがズラリと並んでいて、あたしは瞬きを繰り返した。
「あたしが呼んだのよ」
大西さんはそう言い、面々を見回す。
遊星も柊真もヒナも、誇らしげな表情で立っている。
その中には見たことのないメンバーも何人か混ざっていた。
きっと、みんなが仲間に引き込んだ子たちなんだろう。
「アイリたちも同じくらいの人数を仲間にしてる。負ける可能性もあるわ」
大西さんはみんなに聞こえる声で言う。