大西さんが今ターゲットにしているのはあたしじゃない。
柊真の方だ!
大西さんは羽交い絞めにされている柊真の前の前に立ち、両手で柊真の頬を包み込んだ。
柊真は必死に左右に首を動かして抵抗しているが、すごい力が加わっているようで次第に動かなくなってしまった。
やがて、大西さんの顔がそろそろと、楽しむように柊真に近づいて行く。
「やめて!!」
あたしが叫んだところで聞いてくれる生徒なんてひとりもいなかった。
後ろから別の生徒に手で口を塞がれ、叫ぶことさえ許され無くなる。
大西さんはそんなあたしの反応も楽しんでいるのだろう、時折こちらへ視線を向けてはほほ笑みかけて来た。
そしてついに……。
大西さんの唇が柊真に触れていた……。
柊真の方だ!
大西さんは羽交い絞めにされている柊真の前の前に立ち、両手で柊真の頬を包み込んだ。
柊真は必死に左右に首を動かして抵抗しているが、すごい力が加わっているようで次第に動かなくなってしまった。
やがて、大西さんの顔がそろそろと、楽しむように柊真に近づいて行く。
「やめて!!」
あたしが叫んだところで聞いてくれる生徒なんてひとりもいなかった。
後ろから別の生徒に手で口を塞がれ、叫ぶことさえ許され無くなる。
大西さんはそんなあたしの反応も楽しんでいるのだろう、時折こちらへ視線を向けてはほほ笑みかけて来た。
そしてついに……。
大西さんの唇が柊真に触れていた……。



