このままだと自分たちも近いうちに感染してしまうかもしれない。


そんな不安を抱えながら家に戻ると、すぐにヒナからメッセージが届いた


《ヒナ:あたしたち、これからどうなっちゃうんだろう?》


それはあたしもずっと感じていることだった。


もうA組で感染していない生徒はあたしたち3人だけなのだ。


このままずっと感染せずに生きていられるとは考えにくい。


だけど、大西さんたちの仲間になるなんて絶対に嫌だった。


《心美:わからない。でも、しばらく学校を休んだ方がいいかもしれない》


それは苦肉の策だった。


学校を休めばクラスメートや感染者と会うことがないのだから、ひとまずは安心だった。


でも、それがいつまで続けられるかはわからなかった。


学校を休み続けることはできないのだから。