女王様の言うとおり

「遊星やめて……」


ヒナがあたしの後ろで震えている。


視線を動かくと柊真が他の生徒に取り囲まれているのが見えた。


遊星の顔はもう目の前。


それこそ、呼吸すると前髪が揺れる距離にある。


もう、ダメだ……。


キツク目を閉じ、呼吸を殺す。


ヒナの前で遊星とキスしてしまうことは拷問に近い行為だった。