女王様の言うとおり

「なんで誰も反応しないんだよ……」


柊真の声にも、あたしとヒナの声にも反応する生徒はいなかった。


これじゃまるで透明人間だ。


「ねぇお願い。あたしの声が聞こえてるでしょう?」


ヒナは懸命に遊星に声をかけている。


でも結果は同じだった。


何度繰り返してみても遊星はピクリとも反応を見せない。


「こんなの変だろ!!」


柊真が我慢しきれなくなって大声で叫んだ。


ビリビリと鼓膜を揺るがすほどの声だったのに、その声に反応する生徒はやはりひとりもいない。


あたしは自分の背中に冷や汗が流れて行くのを感じていた。