____深夜2時。


希望さんはとてもとても厳しかった。なので最初は幾らか生傷を負ったが、だんだん体が順応していったのだろう、動きについていけるようになったため今日は帰宅が許された。

明日学校でしょ?と言われとても鬱になった。学校……あと何時間後だ?4時間後?には起床の時間だし。

オールするか?帰って風呂に入って傷の手当。考えただけでもめんどくさいしそのまま寝てしまいたい……。


背負ったリュックが跳ねる。


さぁて、どうやって忍び込もうか。携帯に連絡が入っていないからバレていないだろうし。

木よじ登る?よじ登るか。



そうやって考える傍らで襲われそうな人を助けながらネオン街を後にした。