――――食べられる 「いただきます」 いや 飲まれちゃう……!! 身体が固まって ただただ 目をつむることしか、できない。 お父さん、お母さん。 わたし、刹那は 今宵…… 吸血鬼に血を捧げます! 「――――我慢の限界だ」 (その、声は……) まぶたを開くと あたりに飛び散っているのは――漆黒の羽根。 「それ以上そいつに近づいてみろ」 一瞬のうちに、 雛の腕の中から抜け出したわたしは 「その小枝のような首を落とすぞ」 別の誰かの腕の中にいた。