カッコウ

麻美と出会えたことで、孝明の悲しみは全部消えた。
 
麻美は以前“過去も全部孝明だから”と言った。

過去があったから今がある。

過去の悲しみがあるから、今の幸せに感謝できる。

そんな風に思わせてくれる麻美を、孝明は愛していた。
 

「そろそろ寝ようか。ひとみに弟でも作ろうよ。」


シャイな孝明に麻美は声を上げて笑った。




                  〜end