お前が好きだなんて俺はバカだな

小さな神社の裏。

「たぶん、ここにいれば現れるだろうな。」

「はい...。」

「お前たちは離れてろ。あまり他の人間が近くにいると芳しくないみたいだからな。」

「先輩、何かあったら呼んでくださいね。
絶対無理しちゃダメですよ!」

「しないよ。
しなくても許されるんなら。」

先輩はまだ呑気に手をひらひらさせている。

そういえば先輩、直前に緊張するタイプなんだっけ。

不安だ...。

心配...。

すると、

えりなちゃんが私の袖を軽く引っ張った。

「行きましょう。」

「う、うん...。」

仕方なく、私はその場を離れる。

本当は私が1番ハラハラしてるかも。