お前が好きだなんて俺はバカだな

夏祭りは、小高い神社がある丘の上で、毎年同じように賑やかに行われる。

夜なのに、色んな灯りがともっていて、なんだか夜景と一体化する感じがある。

先輩の隣には、私と、えりなちゃんが。

えりなちゃんは、長い髪をシンプルに束ねただけだけど、浅葱色の浴衣がよく似合って、なんだかやっぱりお人形さんみたい...。

偶然かもしれないし、あんまり関係ないだろうけど、どうして先輩の周りには可愛い子ばっかり集まるんだろう...。

あ...あれって...。

生徒会の3人...?

何か喋りながら歩いてるな...。

会長と目があった。

ような気がするが、遠くにいるし、すぐ目を逸らされてしまったので、実際に私たちが見えていたのかは分からない。

いずれにしても私...張り切ったつもりだけど、やっぱり、劣ってる感じだな...。

実際、先輩からも何も言われないし。

まあ、今夜はそれどころじゃないもんね。