お前が好きだなんて俺はバカだな

エセラビちゃんパークに、約束通り先輩が連れて行ってくれた。

「先輩、大丈夫ですか?」

「どこもかしこもエセラビだらけ...。
夢に出てきそうだな...。」

「可愛い彼女が行きたいって言ってるんですから、我慢してくださいね?」

「え、こんなキモウサ地獄みたいな場所に...?」

「そんな地獄ないですよ。
ここは天国ですっ!」

「どういう場所かは感じ方次第ってことだな。」

「先輩...。」

相変わらず、先輩のエセラビちゃんを見る目は、ヒドい。

「もういい加減に慣れてください。」

「俺だって努力はしてる...。
でも、やっぱり直視すると、ヤバい。」

何がヤバいんだろう...。

「先輩、見てくださいっ!
エセラビちゃんグッズがこんなに沢山!」

「うわぁ...、ほんとだ...。」

先輩、ホラー映画でも見てるような
リアクションやめてもらっても...?

まずは先輩の反応自体に私が慣れる必要がありそう。

「やっぱり...先輩は楽しくないですか?」

「お前と一緒ならどこでもたのしいらび(棒)」

「先輩...、目が死んでます。」

「そんなことないらび(究極の棒読み)」

「先輩、ゆっくり実況の饅頭みたいになってますけど。」

「ゆっくりしていってね(究極を通り越した棒読み)」

先輩は意外とノリがいいことがわかった。

悪ノリと化してる気がするけど...。