お前が好きだなんて俺はバカだな

私は、ヒガシを何とか呼びつけて、このことを相談してみた。

ヒガシはイツキより2つ年上で、勉強もそこそこできる、要領のいい奴だ。

「へえ。イツキ、そういえば最近付き合い悪かったな。いつもはあいつからゲームやろうって誘ってくるのに。真面目に宿題なんかやりはじめてさ。」

「やっぱりそうなんだ...。」

「でも、まあいいことなんじゃないの?
その美礼先輩とやらが勉強とか教えてくれてんのかも。」

「そうかもしれないけど。
せめて美礼先輩が私に冷たくない、いい先輩ならなー。」

「それ、よくあるやつかもよ?」

「よくあるやつ??」

「本当は気になってて好きだし、まともに話したいけど、できなくて困った結果ああいう態度とるしかないみたいな。」

「コミュ力抜群、人気者の先輩に限ってそれはないでしょ。」

「確かに、僕だったらもっと美人にするし。」

「はっ!?それどういう意味よ!!」

「別に。」

その、某女優さんみたいなこと言うのやめてもらっていいですかね。(今あんま触れちゃいけない話題かも。)

「やっぱり、先輩にとって私は、ただのストレス解消か暇つぶしなんだよ...。」

「じゃあ、相手にしなきゃいいんじゃない?つまんない奴だと思われれば先輩も諦めて離れてくかもよ。」

「なるべくそうしてるつもりなんだけど、なんか、カッとなっちゃって。」

「それ、あの人の思うつぼだね。
確かに姉ちゃん、暇つぶしには丁度いいかも。」

「えー。」

でも、やっぱり、自分から気にしてないとか、関わる気はないってこと、ちゃんと伝えた方がいいのかも。