お前が好きだなんて俺はバカだな

先に入ったお風呂からあがると、珍しく彼がソファで居眠りしてた。

やっぱり疲れてたんだ。

「美礼くん、起きて。
ここで寝たら風邪ひいちゃうよ?」

「、あー...ごめん。」

「疲れた?」

「いや、なんか家ってこんなに安心できる場所なんだなって、油断してた。」

「ここは美礼くんのお家なのに?」

「今はとりあえず俺とお前の家でもある。」

「そうだね。」

「だからもう大丈夫だって安心しきって...。
こんなのだらしないよな。
もっとちゃんと...。」

ぎゅっ。

「だらしなくなんてないよ。
私にはもう何も気を使わなくていいんだから。」

「そうは言ってもなぁ。
急にぐうたらするようになったら嫌だろ?」

「それはそれで見てみたいかも。
家ではしばらくだらしない美礼くんでいて。」

「えぇ...?やだなぁ...。

ま、でも、」

ちゅ。

「こうやって、だらしなく甘えることはできるかも。」

「...もっと。」

「へぇ...煽るの?」

「だって...。」

「まだ風呂入ってないから、行ってくる。
だから一旦はなせ。」

「えー?1日ぐらい入らなくてもさぁ...。」

「ばか。」

「けち。」

もー...。

せっかくいいところだったのに。

「そんなにむすっとしてられるのも今のうちだからな。」

「え?」

「今夜、俺がこんなんでやめると思う?」

「なにするの...?」

「覚悟してろよ。」

にやっとして行っちゃった。

こ、こわい...//