お前が好きだなんて俺はバカだな

ほんとに寝ちゃった...。

最近やっぱり疲れてるのかな。

でも、

こうして見ると肌きれい...。

意外と...まつ毛が長いかな...?

...。

...なんで今ドキってしちゃうんだろ。

こんなに一緒にいて、色んな先輩を知ってるはずなのに。

今、こんなに整った綺麗なその人を見て、胸が高鳴ってる。

こんなに綺麗な人が...。

自分の家族にちっとも優しくされないなんて...。

家を追い出されてしまっていたなんて。

それから私と出会うまでずっと、自分を偽ってた。

今だって、たまに...。

綺麗、だから?

だから、みんな同じ人だって思えないのかもしれない。

ちょっとこわいくらいだから。

まるで人形みたいに都合よく出来すぎちゃった人だから。

このひとが悲しみも、苦しみもする人間だって。

寂しい人だって、

分からないんだ。

それが、いつか彼のガラスの心をバラバラに割ってしまった。

...なんてね...。

彼はこれから先もずっと私にはつらいってこと言わないだろうな。

申し訳ないとすら思うんだろうな。

でも、私と一緒にいたいって思ってくれてるんだから、それに嘘をついて傷つくのはやめてほしい。

そんなの私が耐えられないから。

だからこうやってたまには、彼に安心してもらわないと。

今はそれでもじゅうぶん...。

一緒にいることができればじゅうぶんしあわせ。

いつまでもそう願ってた。