「あの、先輩。」
「なに?」
「先輩は、あんまりこうやって買い物するの、好きじゃないですか?」
「いいや、好きだけど。」
「そうですか?
でもやっぱり私の服とかアクセとかばっかり見るのはつまらないですよね。」
「そんなことはない。」
「本当ですか?」
「本当。」
先輩、いつもの無表情で付いてきてくれるだけだから、なんとも言えないな...。
「先輩、何か興味あるのってないですか?」
「特には。」
「そ、そうですか...。
じゃあ、ちょっと早いけどお昼食べに行きましょうか。」
「うん。」
「何がいいとかあります?」
「なんでも。」
先輩から、こう言われることって今まであんまりなかったのにな...。
「えっと...。先輩は好き嫌いとかあんまりないですか?」
「少なくとも、今まで嫌いなものは何もない。」
「どこでも、大丈夫ですか?」
「大丈夫。」
そう言われても、私も特にこれっていうものは思いつかないんだよな...。
「あの、すみません、私だけじゃその、決めかねるっていうか...。」
「俺が決めろと?」
「うーんと...意見は欲しいかなって...。」
「なるほど。」
先輩は冷静に先立って歩きだした。
なんだろう...この距離感...。
「なに?」
「先輩は、あんまりこうやって買い物するの、好きじゃないですか?」
「いいや、好きだけど。」
「そうですか?
でもやっぱり私の服とかアクセとかばっかり見るのはつまらないですよね。」
「そんなことはない。」
「本当ですか?」
「本当。」
先輩、いつもの無表情で付いてきてくれるだけだから、なんとも言えないな...。
「先輩、何か興味あるのってないですか?」
「特には。」
「そ、そうですか...。
じゃあ、ちょっと早いけどお昼食べに行きましょうか。」
「うん。」
「何がいいとかあります?」
「なんでも。」
先輩から、こう言われることって今まであんまりなかったのにな...。
「えっと...。先輩は好き嫌いとかあんまりないですか?」
「少なくとも、今まで嫌いなものは何もない。」
「どこでも、大丈夫ですか?」
「大丈夫。」
そう言われても、私も特にこれっていうものは思いつかないんだよな...。
「あの、すみません、私だけじゃその、決めかねるっていうか...。」
「俺が決めろと?」
「うーんと...意見は欲しいかなって...。」
「なるほど。」
先輩は冷静に先立って歩きだした。
なんだろう...この距離感...。

