「...キスしたい。」

真剣な目でそう言われた。

...頷くことしかできない。

その瞳は、私を捉えて離さない、から...。

目を、閉じて...。

先輩を感じる...。

「...。」

身体が離れないように引き寄せてくる。

わたし、だって...。

離れたくない...。

「ん...んぅ...//」

...ずっと、彼と一緒にいたい。

「ん...ぅ、っす、き...っ//」

自分じゃないみたいに、甘い声...。

それでも、彼はゆるしてくれない...。

「みれい...さ、ん...すき...。」

「...。」

「んむ...っ...。」

きもちいい。

とろけてしまいそう...。

「...っ...は...、ぁ...。」

...やっと離してくれた...。

そっと目を開けると、先輩が目の前で優しく笑っている...。

「なんで...笑ってるんですか...?」

「名前を呼んでくれたから。」

...。

「...先輩の、ばか。」

「...ばーか。」

そう言って笑いあった。