お前が好きだなんて俺はバカだな

先輩が帰ってきて、朝早速学校で再会した。

「おかえりなさい先輩。
なんか疲れてます?」

「先輩は疲れました。」

「あちゃー...。これはもう相当きてますね。」

「そういえば、土産買ってきた。」

「ありがとうございます!
開けてもいいですか?」

「うん。喜ぶようなものかどうかは分からないけど。」

「...あ、これ、
欲しかったやつです...!
これって、沖縄でやってるエセラビちゃん展覧会限定グッズじゃないんですか?」

「イルマに連れられてちょっとだけ見にいってきたから。」

「いいなー!
私も行きたかったです。」

「まあ機会があれば連れてってやるけど。」

「大丈夫ですよ。これだけでも十分嬉しいです。」

「...ああ、あと、これみんなで食べて。
これは一応イツキとヒガシのやつだから、渡しておいて。」

「おー...。
ありがたいです!先輩ほんとにいい人ですね!」

「...お前、お菓子くれる不審者に余裕で連れ去られそうだな。」

「大丈夫です。先輩以外にはついていきません。」

「俺も不審者認定するな。」

「やだなぁ...先輩のこと信頼してるんですよ?」

「俺のことを以前よりもっと信頼しろ。」

「先輩、言い方が俺様ですね。」

「そういうお前はまんざらでもない顔しやがって。」

「だってもう慣れましたもん。」

「...ばーか。」

でた、先輩のばかコール。

これきくと、なんとなく安心するんだよなぁ。

「俺はもう授業行くぞ。
お前も急げよ。」

「はい。」

先輩は軽く手を振って教室へと入っていった。