お前が好きだなんて俺はバカだな

「美味しかったぁ。」

「2人とも食べるのはやっ。
ちゃんと味わってる?」

あっという間にお皿が空だ。

ご飯大盛りにしてたのに。

育ち盛りなんだろうけど。

「味わってるよ。だって美味しいんだもん。
みんな揃って外食なんて久しぶりでしょ?」

「そうだね...。」

「それに優奈さんもいるからね。
沢山食べれるから家で料理作りすぎても大丈夫ってアピールしないと。」

「変なアピールしないの。」

「いいじゃん。
優奈さん料理作るの好きっていうんだもん。」

「ええ。
今度ぜひ食べてね。」

「やったー!」

2人とも、調子いいんだから...。

でも、もし本当に柏木さんが家族になってくれたら、私は料理あまりしなくてもいいのかな。

「なんだか、騒がしいけど、ごめん。」

「いいえ。はじめからこんなに受け入れてくれるなんて本当に嬉しいです。」

「あたりまえだよ。
優奈さん、とってもいい人だもん。」

「ありがとう。」

「いえいえ(´∀`)
こちらこそお父さんをよろしくお願いしますっ!ビシッ( ̄^ ̄)ゞ」

「ええ(^^)」

「おい、2人とも...´д`//」

もうすっかり、和やかな雰囲気だな...。

こんなにすんなり受け入れている家族を見て、微笑ましいことなんだけど、

なんだかちょっと、寂しくなってしまって。

...。

私は、食べ終わった食器をまとめて、

「ちょっとすみません。」

と、お手洗いに行った。