お前が好きだなんて俺はバカだな

レストランにやってきた。

外食なんてあまり来ないし、ちゃんとマナーもよく分かってないけど、想像してたのよりかは庶民寄りの場所みたいだ。

さっきまで緊張してたと思ったけど、弟たちは慣れるのが早い。

「僕、これ食べたい。」

「お子様セットってギリギリ行けるのかな。」

「ヒガシはもう中学生だからダメだよ。」

「見た目はまだ小学生じゃないかって言われるよ。だから大丈夫でしょ。」

なんて話してるし、それを2人は微笑ましく見つめている。

慣れないの、私だけ...?

「結野も、遠慮しないで今日は好きなの食べて。」

「うん...、えっと...。」

急にそう言われても、分かんないし...。

やっぱり値段とか...こぼさないかとか、
気にしちゃうな...。

逆になんで先輩と行ったときはあんなに強気だったんだろ...。

もしかして知らないうちに、先輩が気を使って...。

そういえば、少し混んでるような場所は、事前に予約してくれたりとかしてたっけ...。

今思えば、私が好きそうなもの、分かってて提案してくれてたような気がするし...。

「姉ちゃんまだ決まらないの?」

「ごめん...えっと...私もこれにしようかな...。」

ヒガシが結局、お子様セットをやめて日替わりメニューにしたので、私も同じものを食べることにした。

別に値段とかも遠慮してるわけじゃないし、
いいよね...?