お前が好きだなんて俺はバカだな

「先輩。」

「結野、どうした?」

「どうしたって...先輩一緒に帰る約束でしょ?
生徒会室で何をしてたんですか?」

「俺の私物、置きっ放しだったから取りにきてたんだよ。」

「へえ...今ですか。」

「まあ...。
忘れないうちのほうがいいと思って。」

「カメラとか録音機材も、元はほとんど先輩の私物だったんですよね。」

「そうだな。
今は部費で新しいのが出てるから、データ移行さえすれば、活動に支障はないだろうと思って、それを頼んでおいたんだけど...。」

「会長にですか...?」

「え?
まあ、生徒会のメンバーに。」

「それがまだ完了してないんですね。」

「ああ。
また今度出直すかな...。」

「いえ。
ここでやっちゃいましょう。
私、生徒会最後の仕事だと思って手伝いますよ。」

「え、でも、あまり遅くなっても...。」

「大丈夫です。
データ移行するだけですよね?
2人でやればすぐに終わりますよ。」

「そうだな...。
ありがとう。」