お前が好きだなんて俺はバカだな

「...。」

「...。」

「...結野。」

「...。」

「...やっぱりきいてないよな。」

「...。」

「...。」

「...。」

...。

つん。

「...え、先輩、どうしました?」

「お前こそどうした?」

「え、何がですか?」

「弁当全然食ってないし。
さっきからぼーっとして、話しかけても生返事ばっかで、さっきなんかついに応答しなくなったぞ。」

「え...すみません。」

「しゃきっとしろよ。ほら。」

先輩が頭をくしゃっとする。

なんだか...すみません。

「雨だから気持ちが滅入るのは少し分かるけど。」

「はい...。」

「考え事するなら俺のことだけ考えろよ。
その方が楽だろ。」

出ました...俺様発言...。

「先輩のこと考える方が落ち着かなくなっちゃいます...。」

「なんでだよ。」

「だって...。」

さっきから私...本当に何やってるんだろう。

「ゆいの。」

「はい。」

「...俺には何ができんのかな。」

「え...。」

ポツリと呟く先輩...。

やっぱり私に気を遣って...。

「とりあえず、飯食えよ。
午後が続かないぞ。」

「はい...。」

本当に申し訳ないな...。

こんなに暗い私で...。