「ただいま。」
玄関のドアを開けると、いつも騒がしい家がこんなに静まりかえっている。
2人とも大丈夫かな...。
私は、急いでイツキの部屋を開けて、
「ただいま。イツキ、
アイス買ってきた...」
と言いかけた。
「あれ...。」
2人が、寄り添うようにして寝ている。
「...。」
一緒に寝るなんてこと、今までもあまり
なかった。
なんていうか、2人とも仲が良いようで、距離を保ってるっていうか...。
それが前から大丈夫かなって思ってたけど...。
実は私に見せないだけで、いつもはこんな感じなのかもしれない...。
「姉ちゃん、おかえり。」
ヒガシがイツキに寄り添ったまま、目を開け、小声で私にそう言った。
なんだ...起きてたのか...。
「もう熱は下がったよ。」
「そう...よかった。」
見た感じちゃんと看病してくれていたようだ。
お粥とかも作ってくれたんだ...。
ヒガシの成長を感じる...。
というか、元からしっかりしてたような。
「色々ありがとね、ヒガシ。」
「うん。」
ヒガシはにこっとして、イツキを抱き枕のようにぎゅっとした。
やだ、かわいい...。
あざといなぁ...。
「こいつ、かわいいでしょ。」
「うん、あんたもね。」
「それは光栄だね。」
あ...。
また、私...。
「ヒガシは弟思いだね。」
「イツキが素直なだけさ。
まだ甘えたい歳だけど、姉ちゃんじゃ恥ずかしいって。」
「へぇ...。そっか。」
また、私は...。
「あんたはもう一人前ね。」
「そうかな。
僕だったら、それこそ気にせず姉ちゃんに甘えられるけど。」
「うわ、シスコン発言...。」
「やだなぁ。
純粋な兄弟愛だよ。」
そうやって笑う弟のこと、まるで母親みたいだって...。
「だめか。姉ちゃんには美礼さんがいるんだったね。」
「弟のくせに、なに気にしてんのよ。」
「いいや。姉ちゃんは美礼さんにいっぱい甘えるといいよ。僕はイツキで我慢するから。」
「もぅ...。」
「それはそうと、持ってるアイス溶けるよ?」
「あ、そうだった。
冷凍庫しまってくる。」
と、部屋を出るとき、一度また振り返って、2人を少し見つめた。
この子たちも、寂しい思いしてるんだろうな。
それなのに、私に気遣いまでして...。
今までこんなに恵まれてるなんて、思いもしなかった。
玄関のドアを開けると、いつも騒がしい家がこんなに静まりかえっている。
2人とも大丈夫かな...。
私は、急いでイツキの部屋を開けて、
「ただいま。イツキ、
アイス買ってきた...」
と言いかけた。
「あれ...。」
2人が、寄り添うようにして寝ている。
「...。」
一緒に寝るなんてこと、今までもあまり
なかった。
なんていうか、2人とも仲が良いようで、距離を保ってるっていうか...。
それが前から大丈夫かなって思ってたけど...。
実は私に見せないだけで、いつもはこんな感じなのかもしれない...。
「姉ちゃん、おかえり。」
ヒガシがイツキに寄り添ったまま、目を開け、小声で私にそう言った。
なんだ...起きてたのか...。
「もう熱は下がったよ。」
「そう...よかった。」
見た感じちゃんと看病してくれていたようだ。
お粥とかも作ってくれたんだ...。
ヒガシの成長を感じる...。
というか、元からしっかりしてたような。
「色々ありがとね、ヒガシ。」
「うん。」
ヒガシはにこっとして、イツキを抱き枕のようにぎゅっとした。
やだ、かわいい...。
あざといなぁ...。
「こいつ、かわいいでしょ。」
「うん、あんたもね。」
「それは光栄だね。」
あ...。
また、私...。
「ヒガシは弟思いだね。」
「イツキが素直なだけさ。
まだ甘えたい歳だけど、姉ちゃんじゃ恥ずかしいって。」
「へぇ...。そっか。」
また、私は...。
「あんたはもう一人前ね。」
「そうかな。
僕だったら、それこそ気にせず姉ちゃんに甘えられるけど。」
「うわ、シスコン発言...。」
「やだなぁ。
純粋な兄弟愛だよ。」
そうやって笑う弟のこと、まるで母親みたいだって...。
「だめか。姉ちゃんには美礼さんがいるんだったね。」
「弟のくせに、なに気にしてんのよ。」
「いいや。姉ちゃんは美礼さんにいっぱい甘えるといいよ。僕はイツキで我慢するから。」
「もぅ...。」
「それはそうと、持ってるアイス溶けるよ?」
「あ、そうだった。
冷凍庫しまってくる。」
と、部屋を出るとき、一度また振り返って、2人を少し見つめた。
この子たちも、寂しい思いしてるんだろうな。
それなのに、私に気遣いまでして...。
今までこんなに恵まれてるなんて、思いもしなかった。

